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アブストラクト

Title 第1回 〈総論〉 せん妄とは 〜せん妄の症状と原因〜
Subtitle 連載 新連載 せん妄で困った! どうすればよかった? こうすればよかった!
Authors 粟生田友子, 山内典子
Authors (kana) あおうだともこ, やまうちのりこ
Organization 埼玉医科大学保健医療学部 看護学科教授, 東京女子医科大学病院 看護部副看護部長
Journal リハビリナース
Volume 17
Number 4
Page 372-376
Year/Month 2024 /
Article 報告
Publisher メディカ出版
Abstract 「はじめに」せん妄とは, 急性に発症する脳の機能不全に基づく軽度の意識混濁(清明度の低下)と意識変容(意識の質の変化), 意識狭窄(意識の狭まり)のうえに認知の障害を呈する症候群です. がんの終末期など特殊なものを除いては一時的なものであり, 多くの場合短期間で回復します. また, 身体の不調を原因として生じるため, 急性期で遭遇することが多いですが, 回復期においても起こります. 回復期でせん妄を生じると, 転倒転落のリスクが高まったり, 昼間に眠気や疲労が強まることでリハビリテーションの妨げになったりして, 心身の回復, 生活に支障をきたすおそれがあります. そこで, せん妄とそのケアに対する正しい知識をもって, いかに予防できるかが重要になります. 本稿ではせん妄とそのケアに関する基本的な知識について概説します. 「せん妄とは」せん妄の英語表記である「Delirium」の成り立ちはラテン語「delira=道を外れる, 脱線する」に由来します.
Practice 看護学
Keywords
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,199円(税込) です。