アブストラクト
Title | 5 アキレス腱付着部断裂の手術療法 |
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Subtitle | FEATURE アキレス腱断裂・損傷 ガイドライン改訂 確認・実践・応用 [応用編] |
Authors | 秋山唯, 仁木久照 |
Authors (kana) | |
Organization | 聖マリアンナ医科大学整形外科学講座講師, 聖マリアンナ医科大学整形外科学講座教授 |
Journal | 整形外科サージカルテクニック |
Volume | 10 |
Number | 6 |
Page | 671-674 |
Year/Month | 2020 / |
Article | 報告 |
Publisher | メディカ出版 |
Abstract | 「はじめに」 アキレス腱付着部断裂は, アキレス腱断裂の中でもまれである. 原因として, ステロイド注射, 糖尿病, 透析, アキレス腱骨化症などがあり腱付着部の脆弱性を基盤として発症する. アキレス腱付着部断裂の再建方法はfiber tapeを用いたsuture bridge法, suture anchor法, 遊離腱などを用いたaugmentationおよび膝蓋腱を用いた再建などさまざまな手術手技が報告されており, 強固な固定によるbone-tendon junctionの再建が必要となる. その中でもsuture bridge法は, 再縫着したアキレス腱をfiber tapeをクロスし比較的広い面でアキレス腱を押さえ込むことができる. Fiber tapeは骨内で固定することにより, 強固に固定でき早期より後療法が可能となる. またノットレス縫合で, 結び目がないため皮下への刺激を回避でき, 手技に関しても他の術式と比較し他の軟部組織を犠牲にせず簡便である. |
Practice | 臨床医学:外科系 |
Keywords |
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参考文献
- 1) 秋山唯ほか. アキレス腱骨化症を伴ったアキレス腱付着部断裂に対してsuture brige法を用いて付着部再建を行った1例. 関東整災外. 48(5), 2017, 296-9.
- 2) 大石隆幸ほか. アキレス腱付着部断裂に対するスーチャーブリッジ法の手術成績. 東日本整災会誌. 29(1), 2017, 41-4.
- 3) 廣田仁聡. 関節リウマチ患者に生じたアキレス腱付着部断裂の1例. 日足外会誌. 35(1), 2014, 337-9.
- 4) 神保俊介ほか. アキレス腱付着部断裂の2例. 日足外会誌. 33(1), 2012, 42-7.
- 5) 碇博哉ほか. 治療に難渋したアキレス腱付着部変性断裂の1例. 整形外科. 62(10), 2011, 1100-3.
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- 6) 村田佳太郎ほか. 骨化を伴ったアキレス腱付着部断裂に対して骨付き膝蓋腱を用いて再建した1例. 臨整外. 43(7), 2008, 731-4.
- 7) 曾根由人ほか:重度アキレス腱付着部症に対してsuture bridge法を用いて付着部再建術を行った2例. 整形外科. 66(1), 2015, 38-41.
- 8) Niki H. et al. Validity and reliability of a self-administered foot evaluation questionnaire (SAFE-Q). J Orthop Sci. 18,2013, 298-320.
- 9) 仁木久照ほか. 日本整形外科学会診断・評価等基準委員会, 日本足の外科学会診断・評価等基準委員会. 自己記入式足部足関節評価質問票 self-administered foot evaluation questionnaire (SAFE-Q). 日整会誌, 87(5),2013, 451-87.