アブストラクト
| Title | 4 肩峰下インピンジメント症候群に対する治療 |
|---|---|
| Subtitle | SHORT LECTURE 投球障害肩に対する手術治療 |
| Authors | 原正文 |
| Authors (kana) | |
| Organization | 医療法人社団日晴会久恒病院理事長・院長 |
| Journal | 整形外科サージカルテクニック |
| Volume | 10 |
| Number | 6 |
| Page | 720-725 |
| Year/Month | 2020 / |
| Article | 報告 |
| Publisher | メディカ出版 |
| Abstract | 「はじめに」 投球時, 下半身から体幹へ, 体幹から上肢へエネルギーが伝わっていく運動連鎖を考える. もし下半身でエネルギーを十分に作れなければ肩関節に負担がかかる. SLAPを含む関節唇損傷, 関節唇と腱板関節面が投球時損傷する(internal impingement), 腱板が烏口肩峰靭帯の下面と肩峰下面を通過するときに炎症が生じる肩峰下インピンジメント(subacromial impingement)などが加わり症状がさらに複雑になる. その中で肩峰下インピンジメント症候群は野球選手を含め比較的日常診療の中でみられ, 症状として投球時痛, 挙上時痛, 挙上時に引っかかる感じを訴える. 今回は, 投球障害肩の治療方針と肩峰下インピンジメント症候群の手術arthroscopic subacromial decompression(以下ASD)について述べる. 「投球障害肩の診察」 「1. 下肢の診察」 運動連鎖を考えて下肢の診察から始める. |
| Practice | 臨床医学：外科系 |
| Keywords |
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参考文献
- 1) Neer CS 2nd. Impingement Lesions. Clin Orthop Relat Res. 173, 1983, 70-7.
- 2) Ellman H. Arthroscopic subacromial decompression, A preliminary report. Orthop Trans. 9, 1985, 49.
- 3) Ellman H. "Arthroscopic Subacromial Decompression". THE SHOULDER. Nahoto Takagishi Ed. Professional Postgraduate Servies, 1986, 191-6.
- 4) 原正文. 復帰に向けて何を目安にどう選手に指導したらよいか (肩の投球障害を中心に). 関節外科. 22, 2003, 1189-94.
- 5) Jobe CM. Posterior Superior Glenoid Impingement:Expanded spectrum. Arthroscopy. 11(5), 530-6, 1995
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- 6) 山口哲ほか. Posterior Superior Glenoid Impingementの検討. 整形外科と災害外科, 50(1), 2001, 237-40.
- 7) 原正文. 投球障害肩におけるゼロポジションのX線評価. 関節外科. 23, 2004, 26-31.
- 8) 原正文. 投球障害肩に対する超音波検査による腱板機能評価. 関節外科, 23, 2004, 58-63.
- 9) 原正文ほか. 鏡視下Subacromial DecompressionにおけるNew Instrument. 肩関節. 15(1), 1991, 52-6.
