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アブストラクト

Title 神経鞘腫の核出術
Subtitle 若手医師のための 経験すべき "領域別" 手術講座 手 Part 1
Authors 川野健一
Authors (kana)
Organization 東京都立広尾病院整形外科部長
Journal 整形外科サージカルテクニック
Volume 11
Number 1
Page 84-89
Year/Month 2021 /
Article 報告
Publisher メディカ出版
Abstract 「本手術の基礎知識」末梢神経原性の腫瘍としては神経鞘腫と神経線維腫がよく知られている. どちらもSchwann細胞由来の腫瘍であるが, 組織学的には異なる形態を示す. 神経鞘腫は密なAntoni A領域と粗なAntoni B領域から構成される. 神経鞘腫は被膜に包まれ腫瘍実質を核出できることが多いが, 神経線維腫は増殖したSchwann細胞と線維芽細胞からなる腫瘍実質に神経線維が混入し, 腫瘍と神経線維との剥離が困難となる. MRIが神経腫瘍の診断には有効であり, "Target sign"などが特徴的である. しかし, MRIなどの画像検査で神経線維腫と神経鞘腫を正確に判別することはできない. 神経鞘腫は手外科領域の腫瘍の0.8〜2.1%程度を占め, 神経線維腫症に発生することもある. 被膜に包まれた神経鞘腫は完全に良性で, 悪性転化はしないとされている.
Practice 臨床医学:外科系
Keywords
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,749円(税込) です。

参考文献