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アブストラクト

Title (3) リスフラン靱帯損傷
Subtitle SHORT LECTURE 見逃していませんか? 足の捻挫で起こること 治療戦略と手術テクニック
Authors 磯本慎二
Authors (kana)
Organization 奈良県総合医療センター整形外科部長
Journal 整形外科サージカルテクニック
Volume 12
Number 4
Page 514-520
Year/Month 2022 /
Article 報告
Publisher メディカ出版
Abstract 「はじめに」リスフラン関節損傷には, 交通事故などによる脱臼骨折を伴う高エネルギー損傷とスポーツなどによる低エネルギー損傷がある. ここでは, 脱臼骨折等を伴わない低エネルギー外傷によるリスフラン靱帯損傷について述べる. 低エネルギーのリスフラン靱帯損傷は画像上の変化がわずかであるために, 初診で見逃しやすい損傷である. 不十分な治療により陳旧性損傷となれば, 活動性の高い患者にとっては, スポーツ活動などの支障となる. また, 陳旧性損傷に対する治療は, 新鮮損傷より難渋する場合も多く, 新鮮損傷に対して, 早期に診断して適切な治療を行うことが求められる. 「受傷機転 症状」受傷機転は足に軸圧の外力が加わって受傷する場合が多い. 裸足やそれに近い状況で行われる競技やスパイクシューズを着用する競技で起こりやすい. ジャンプや走行時のつま先での着地に失敗した時, 踵が上がっている状態で後ろから足に乗られた場合などに生じる.
Practice 臨床医学:外科系
Keywords
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,749円(税込) です。

参考文献

  • 1) Nunley JA. et al. Classification, investigation and management of midfoot sprains: Lisfranc injuries in the athlete. Am J Sports Med. 30, 2002, 871-8.
  • 2) 撫井貴弘ほか.リスフラン靭帯損傷に対するスーチャーボタン固定の治療成績.日本整形外科スポーツ医学会雑誌. 40, 2020, 298-302.
  • 3) 杉本和也.Lisfranc靱帯損傷の病態とスポーツ復帰までの治療.関節外科. 33(1), 2014, 88-91.
  • 4) Panchbhavi VK. et al. Screw fixation compared with suture-button fixation of isolated Lisfranc ligament injuries. J Bone Joint Surg Am. 91(5), 2009, 1143-8.
  • 5) Cho J. et al. Suture Button vs Conventional Screw Fixation for Isolated Lisfranc Ligament Injuries. Foot Ankle Int. 42(5), 2021, 598-608.