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アブストラクト

Title 5 後果骨折固定の適応と実際 どこまでやるのか?
Subtitle FEATURE 足関節果部骨折 Common practice for common fracture [手術のバリエーション]
Authors 小川高志
Authors (kana)
Organization 湘南鎌倉総合病院外傷センター医長
Journal 整形外科サージカルテクニック
Volume 13
Number 1
Page 43-51
Year/Month 2023 /
Article 報告
Publisher メディカ出版
Abstract 「分類」足関節後果骨折は全足関節骨折の7〜44%に生じるとされ, 比較的commonな骨折である. 本骨折に使用される主な分類はLauge-Hansen分類, AO/OTA分類などがあるが, 2006年原口らはCTを用いたHaraguchi分類を提唱し, 以後よく汎用されている. Haraguchi分類はType 1〜3まで存在し, 特に問題となるのがType 2である. また同じくCTを用いたBartonicekらの分類やMasonらの分類などがあり, 形態と治療成績を含めた報告が散見されつつある. それぞれの分類を大まかにまとめる. 「治療適応」後果の手術適応は単純X線側面像で脛骨関節面の25%もしくは33%以上が内固定の適応という報告があった. これは後果骨片が33%以上の場合, 有意に関節の接触面積が減少するといったbiomechanical studyや25%以上の後果骨片を内固定したほうが臨床成績がよいといった報告から裏付けされてきたものであるが, 一方で大きさにかかわらず靱帯不安定性の観点から後果骨片の固定を推奨する報告も散見され, 非常に混沌としているのが現状である.
Practice 臨床医学:外科系
Keywords
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,749円(税込) です。

参考文献