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アブストラクト

Title 第2回 開放骨折の感染制御
Subtitle SHORT LECTURE 整形外科の感染制御 CLAP (iMAP・iSAP) の知識と実践
Authors 高原俊介, 圓尾明弘
Authors (kana)
Organization 兵庫県立加古川医療センター整形外科部長, 兵庫県立はりま姫路総合医療センター 整形・形成外傷センター長
Journal 整形外科サージカルテクニック
Volume 13
Number 1
Page 106-112
Year/Month 2023 /
Article 報告
Publisher メディカ出版
Abstract 「はじめに」開放骨折の感染制御は重大な課題である. 近年, 骨・関節・軟部組織に対する持続局所抗菌薬灌流療法(CLAP:continuous local antibiotics perfusion)の感染制御効果が注目されており, すでに生じた感染の治療のみならず, 開放骨折の初期治療における感染予防効果も期待されている. 当院では開放骨折のなかで特に感染を生じる可能性が高いと考えられる症例に限り, 初期治療からCLAPを適応している. 具体的には(1)Gustilo type IIIで軟部組織損傷および汚染が強い場合, (2)特殊汚染(淡水汚染, 海水汚染, 土壌汚染)の場合である. (1)は主観的評価となり担当医による評価の差が生じ得るが, 現時点では感染を生じる確率が高いと担当医が判断したものを適応としている. CLAPには灌流路の違いから骨髄針を挿入して骨髄の灌流を行うiMAP(intra-medullary antibiotics perfusion), 軟部組織内の灌流を行うiSAP(intra-soft tissue antibiotics perfusion)がある.
Practice 臨床医学:外科系
Keywords
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,749円(税込) です。

参考文献