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アブストラクト

Title 第3回 インプラント温存を見据えた骨折関連感染 (Fracture related infection) の治療戦略 : 総論
Subtitle SHORT LECTURE 整形外科の感染制御 CLAP(iMAP・iSAP)の知識と実践
Authors 善家雄吉, 圓尾明弘
Authors (kana)
Organization 産業医科大学病院 救急・集中治療科外傷再建センター長, 兵庫県立はりま姫路総合医療センター 整形・形成外傷センター長
Journal 整形外科サージカルテクニック
Volume 13
Number 2
Page 244-251
Year/Month 2023 /
Article 報告
Publisher メディカ出版
Abstract 「はじめに」骨折関連感染(Fracture related infection:FRI)の発生頻度は, 閉鎖性骨折では約1%, 重度開放骨折では15%以上と報告されている. 従来FRIの治療が困難であった背景として, 手術創部は外傷や先行する手術操作により局所血流が悪く, 経静脈的に投与した抗菌薬が感染巣に移行しにくいこと, または死腔の存在, 骨折部やインプラント(IP)周囲に形成されるバイオフィルム(BF)形成の問題のためとされる. BFは感染成立後数時間から数日で形成され, いったんBFが形成されると, その制圧にはMIC(minimal inhibitory concentration)の100〜1,000倍の抗菌薬が必要である. また, IPなど異物の存在が, 黄色ブドウ球菌の感染感受性を10万倍上昇させる, あるいはaccessory gene regulator(AGR)systemによるBF形成を促進するという事実より, IP感染は通常その温存は困難とされてきた.
Practice 臨床医学:外科系
Keywords
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,749円(税込) です。

参考文献