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アブストラクト

Title 第1回 反復性肩関節脱臼に対する手術的治療
Subtitle SHORT LECTURE [新連載] 反復性肩関節脱臼に対する手術的治療 Point & Technique
Authors 田崎篤
Authors (kana)
Organization 聖路加国際病院整形外科, リハビリテーション科, スポーツ総合医療センター
Journal 整形外科サージカルテクニック
Volume 15
Number 1
Page 96-100
Year/Month 2025 /
Article 報告
Publisher メディカ出版
Abstract 「はじめに」肩関節は, 全関節のなかで最も脱臼に侵されやすい関節である. そして反復性肩関節脱臼は, 随意性脱臼など過度な関節弛緩性から生じる場合もあるが, 多くは外傷によって安定化を司る構造が破綻することによって生じる外傷性不安定症である. 脱臼の方向は前方が全体の95%程度であり, 後方は全体の5%程度, 下方は0.2%以下である. 外傷性肩関節不安定症は特にラグビーや格闘技といった衝突性スポーツ競技者に頻度高く発症し, 反復性脱臼となれば競技者のキャリアに悪影響を及ぼす. 筋電図を用いた研究によると, 肩前方脱臼の約半数の患者に, 主に腋窩神経に電気生理学的異常所見を認めたことからも, 反復性脱臼は身体的及び社会的に許容できる病態ではない. 関節の安定化機構は主に静的安定化機構と動的安定化機構に分けられる. 前者は骨, 関節包および靱帯が挙げられ, 後者には腱板筋群や上腕二頭筋長頭腱などが挙げられる.
Practice 臨床医学:外科系
Keywords
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,749円(税込) です。