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アブストラクト

Title 9 整復, 仮固定とCerclage Wiringを容易にするCLAMPASS(R)
Subtitle FEATURE JABO/OTC JAPAN×整形surgジョイント企画 骨折の整復方法 整復の作法 : 匠たちの織りなす技 [番外編]
Authors 圓尾明弘
Authors (kana)
Organization 兵庫県立はりま姫路総合医療センター 整形形成外傷センター長
Journal 整形外科サージカルテクニック
Volume 15
Number 3
Page 349-354
Year/Month 2025 /
Article 報告
Publisher メディカ出版
Abstract 「はじめに」鎖骨遠位端骨折はしばしば治療に難渋する. 鎖骨遠位の骨片には, 肩関節以遠の腕の重量が下方への牽引力としてかかってくる. 小さな骨片に大きな応力がかかるので治療が難しくなる. そこで鍵となるのが烏口突起の上縁から鎖骨の下面に向かって付着している烏口鎖骨靱帯(Coracoclavicular ligament: CC lig. )である. 鎖骨遠位端骨折では, この靱帯が損傷することが多く, 骨折部を整復固定することで間接的な治癒を目指す方法や, 直接的に縫合や修復する方法が報告されている. 最近のレビューでは, ロッキングプレート, フックプレート, K-wireなどで骨折の整復固定をする方法や, 人工靱帯やスチャーアンカー等でCC lig. を再建する方法があるがいずれも一長一短があり, ロッキングプレートとCC lig. の再建を組み合わせた手術の成績が優れていると報告されている. このように単一の手技では良好な結果が得られにくく, 骨固定と靱帯修復の方法を組み合わせることが重要と考える.
Practice 臨床医学:外科系
Keywords
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,749円(税込) です。