アブストラクト
| Title | PART 1 手指に発生した腱滑膜巨細胞腫の摘出術 |
|---|---|
| Subtitle | 若手医師のための 経験すべき "領域別" 手術講座 「手」 |
| Authors | 納村直希 |
| Authors (kana) | |
| Organization | 国立病院機構金沢医療センター整形外科医長 |
| Journal | 整形外科サージカルテクニック |
| Volume | 10 |
| Number | 2 |
| Page | 202-207 |
| Year/Month | 2020 / |
| Article | 報告 |
| Publisher | メディカ出版 |
| Abstract | 「本手術の基礎知識」腱滑膜巨細胞腫 (tenosynovial giant cell tumor : TSGCT) は, かつては腱鞘巨細胞腫 (giant cell tumor of tendon sheath : GCTTS) や色素性絨毛結節性滑膜炎 (pigmented vilonodular synovitis : PVS) と呼ばれていた腫瘍であるが, これら二つの腫瘍が病理学的に同一の像を呈するために, 2013年にWHOにより一つのカテゴリーとして統一することが提唱された. 発生部位や臨床的特徴から, 限局型 (localized-type) とびまん型 (diffuse-type) に分類され, 手指に多く発症する腱鞘巨細胞腫は限局型の代表であり, 膝関節などに発生する色素性絨毛結節性滑膜炎はびまん型の代表となる. 腱滑膜巨細胞腫は良性腫瘍ではあるが, その高い局所再発率が大きな問題点となっている. |
| Practice | 臨床医学：外科系 |
| Keywords |
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参考文献
- 1) Somerhausen N de SA. et al. "Tenosynovial giant cell tumour". WHO Classification of Tumours of Soft Tissue and Bone. 4th ed. International Agency for Research on Cancer. 2013, 100-3.
- 2) Reilly KE. et al. Recurrent giant cell tumors of the tendon sheath. J Hand Surg Am. 24(6), 1999, 1298-302.
- 3) 平成25年度全国軟部腫瘍登録一覧表. 日本整形外科学会骨軟部腫瘍委員会編. 2013.
- 4) 六角智之ほか. 手指に発生した軟部腫瘤の術前診断. 日手会誌. 31(6), 2015, 978-80.
- 5) 池田和夫ほか. 手・指に発生した腱滑膜巨細胞腫の分類と治療. 整形・災害外. 59(13), 2016, 1767-71.
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- 6) 池田和夫. 比較的よく遭遇する上肢の皮下腫瘍PEPARs. 121, 2017, 36.
