アブストラクト
Title | PART 1 CR型人工膝関節置換術の考え方と手技 |
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Subtitle | Knee joint 膝関節 若手医師のための経験すべき "領域別" 手術講座 |
Authors | 岡崎賢 |
Authors (kana) | |
Organization | 東京女子医科大学整形外科教授 |
Journal | 整形外科サージカルテクニック |
Volume | 10 |
Number | 4 |
Page | 446-452 |
Year/Month | 2020 / |
Article | 報告 |
Publisher | メディカ出版 |
Abstract | 「本手術の基礎知識」CR型人工膝関節とは, 後十字靱帯温存(Cruciate retaining:CR)型のことを指す. 人工膝関節が十分な屈曲可動域を得るためには, 膝関節が屈曲するにしたがって, 大腿骨が後方移動する, いわゆるロールバック運動が重要である. 生体膝では, このロールバック運動は, 後十字靱帯(PCL)の働きが重要である. そこで, 前十字靱帯のみを切除し, 後十字靱帯を温存するデザインと, 両十字靱帯を切除するが, ロールバックを誘導するポストカム機構を持たせたデザインが開発されるようになった. 前者がCR型であり, 後者が後方安定(Posterior stabilized:PS)型である. CR型とPS型の手術手技上での違いで必要な基礎知識は, PCLを切離すると屈曲ギャップが2〜4mmほど開くことが多いということである. そのため, CR型TKAをPS型と同じ方法で行うと, 屈曲ギャップが狭くなる懸念がある. |
Practice | 臨床医学:外科系 |
Keywords |
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