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アブストラクト

Title 09 転倒・転落アセスメント
Subtitle きほんの特集 痛み・しびれ・筋力・可動域…みて, さわって, のばして, まげて 整形外科のアセスメントらくらく理解
Authors 坂田幸枝, 小山友里江
Authors (kana) さかたゆきえ, こやまゆりえ
Organization 北里大学病院看護部, 北里大学看護学部基礎看護学 教授
Journal 整形外科看護
Volume 26
Number 8
Page 777-781
Year/Month 2021 / 8
Article 報告
Publisher メディカ出版
Abstract 「アセスメントのコツ・注意点」1. 転倒・転落の危険要因を総合的に判断する. 2. 入院時だけではなく, 状態変化に合わせたチェックや定期的なチェックを実施する. 3. アセスメント結果はチームで共有し, 転倒・転落予防に努める. 「はじめに」高齢化が進み, さまざまな副作用をともなう急性期治療や入院生活の長期化によって, 転倒・転落事故を起こす症例が増加しています. 転倒・転落は, 外傷や骨折などの重大な障害の原因となり, ADLや生命予後にも影響を与える社会的な問題です. 厚生労働省の「平成25年国民生活基礎調査の概況」では, 介護が必要となったおもな原因の4位が骨折・転倒で, 全体の11.8%を占めています. 「平成26年版厚生労働白書」では, 骨粗鬆症による脆弱性骨折, とくに大腿骨近位部骨折が発生した原因の90%以上が転倒によるものとされています. 患者さんのQOLを向上させるためにも, 転倒・転落の予防はとても重要です.
Practice 看護学
Keywords
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,199円(税込) です。

参考文献

  • 1) 杉山良子編. 転倒・転落防止パーフェクトマニュアル. 東京, 学研メディカル秀潤社, 2012, 145p.
  • 2) 厚生労働省. 平成25年 国民生活基礎調査の概況. https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa13/
  • 3) 厚生労働省. 平成26年版厚生労働白書 健康長寿社会の実現に向けて〜健康・予防元年〜. https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/14/
  • 4) 土屋弘行ほか編. 今日の整形外科治療指針. 第7版. 東京, 医学書院, 2016, 952p.
  • 5) 泉キヨ子. エビデンスに基づく転倒・転落予防. 東京, 中山書店, 2005, 172p.
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  • 6) 森田恵美子ほか. 転倒アセスメントスコアシートの改訂と看護師の評定者間一致性の検討. 日本看護管理学会誌. 14(1), 2010, 51-8.
  • 7) 北里大学病院医療安全マニュアル. 患者状態転倒・転落アセスメント『転倒・転落防止・対応に関する運用基準』.
  • 8) 鳥羽研二. "おもにADL低下に合併する症候". 系統看護学講座 専門分野II老年看護 病態・疾患論.第5版. 鳥羽研二ほか. 東京, 医学書院, 2018, 73-7.
  • 9) 鳥羽研二. 高齢者の転倒予防ガイドライン. 東京, メジカルビュー社, 2012, 176p.
  • 10) 中間浩一ほか. 高齢者ケア現場での転倒・転落事故防止リスクアセスメント. 名古屋, 日総研出版, 2003, 127p.
  • 11) 川村治子. "転倒・転落事故防止". 系統看護学講座 統合分野 看護の統合と実践[2]医療安全. 第4版. 東京, 医学書院, 2018, 144-69.
  • 12) 山内美緒ほか. 転倒転落アセスメントスコアの効果的な使用と評価方法について〜評価時期の妥当性の検討. 遠州病院年報, 24(1), 2018, 24-7.