アブストラクト
Title | 04 鎖骨骨折 |
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Subtitle | きほんの特集 だいたいこつくんがナビゲート! なぜそうなるの?が全部みえる! 骨折の治療とケア 骨折の治療・ケアのポイント |
Authors | 金丸明博 |
Authors (kana) | かなまるあきひろ |
Organization | 岡山ろうさい病院整形外科 |
Journal | 整形外科看護 |
Volume | 26 |
Number | 12 |
Page | 1163-1168 |
Year/Month | 2021 / 12 |
Article | 報告 |
Publisher | メディカ出版 |
Abstract | 鎖骨は, 骨幹部, 遠位端, 近位端の3つの部位に分けることができます. 骨折部位の割合としては, 骨幹部70〜80%, 遠位端10〜20%, 近位端5〜10%となります. 以下, もっとも頻度の高い鎖骨骨幹部骨折について説明します. 「20歳代, 男性, Aさん」 自転車で転倒し, 肩を打撲. 「特徴」 若年層の受傷機転としては, 高エネルギー外傷によるものが多いです. 一方で高齢者は, 室内での転倒受傷などの低エネルギー外傷でも骨折が起こり得ます. 「症状」 おもに鎖骨部の疼痛, 皮下出血などで, 転位した骨片を皮下に触れることもあります. 患者さんは疼痛のため, 円背となることが多いです. 「受診」 「検査内容」 (単純X線) 2方向(正面, 仰角30°)が基本となります. (CT) 詳細な骨折型を評価するとともに, 合併損傷の精査も行うことができます. 「治療法の選択基準」 骨接合術(プレート固定法)に決定 「鎖骨骨幹部骨折の治療方法はどうやって決定するの?」 |
Practice | 看護学 |
Keywords |
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参考文献
- 1) Ropars, M. et al. Clavicle fractures. Orthop Traumatol Surg Res. 103(1S), 2017, S53-9.
- 2) 寺田忠司ほか. 鎖骨上神経を温存した鎖骨骨幹部骨折に対する前下方プレート固定-鎖骨上神経の解剖学的位置の検討-. 骨折. 36(2), 2014, 232-5.