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アブストラクト

Title 09 DVTケアの根拠
Subtitle きほんの特集 ナースのギモン大解決! ケアの根拠がまるわかり in 整形外科病棟
Authors 中矢亮太
Authors (kana) なかやりょうた
Organization JCHO大阪病院 整形外科・人工関節センター 医長
Journal 整形外科看護
Volume 29
Number 2
Page 169-173
Year/Month 2024 / 2
Article 報告
Publisher メディカ出版
Abstract 「DVTとは」身体の深部静脈に血栓が生じることを, 深部静脈血栓症 (deep vein thrombosis : DVT) とよびます. DVTが生じると, 起立や歩行など身は体を動かした際に血栓が剥がれ, 静脈の血流に流されて肺血管に詰まることで, 肺血栓塞栓症 (pulmonary thromboembolism : PTE) を発症すると推測されています. PTEが発症した場合の院内死亡率は14%, 死亡例の40%以上が発症1時間以内の突然死であるとされています. そのため, 臨床診断の向上だけでは予後の改善は達成されず, 発症予防が不可欠な疾患です. 「DVTの症状」DVTではおもに疼痛, 腫脹, 紅斑, 熱感が出現するとされていますが, これらはDVTにかぎった症状ではありません. また, 急性例の約50%は無症状ともいわれており, 臨床所見のみから確定診断するのは困難です. 「危険因子」整形外科領域において, DVTは安静や不動による血流停滞, 外傷・手術にともなう血管内皮障害・凝固能亢進が3大要因として挙げられますが, すべて重なる状況が発生します.
Practice 看護学
Keywords
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,199円(税込) です。

参考文献

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