Title	10 大腿骨転子部・転子下骨折
Subtitle	きほんの特集 ここまで知っておけば超安心! 股関節の重要疾患 早わかり図鑑 疾患
Authors	庄司真太郎
Authors (kana)	しょうじしんたろう
Organization	北里大学医学部整形外科学 助教
Journal	整形外科看護
Volume	29
Number	4
Page	353-357
Year/Month	2024 / 4
Article	報告
Publisher	メディカ出版
Abstract	「どんな疾患?」「大腿骨転子部骨折」大腿骨転子部骨折は骨粗鬆症に関連する骨折のひとつで, 高齢者の転倒によって生じることが多い骨折です. とくに75歳以上では大腿骨頚部骨折よりも大腿骨転子部骨折のほうが発生率が高いとされています. 骨折線は転子間稜から小転子まで及びます. 「大腿骨転子下骨折」大腿骨転子下骨折は, 転子部のやや遠位に生じる骨折です. 好発年齢は若年者と高齢者の二峰性で, 若年者では交通事故や労働災害などの高エネルギー外傷によって生じることが多く, 高齢者ではビスホスホネートや抗RANKL抗体などの長期投与における非定型骨折が問題となっています. いずれの骨折も骨接合術の適応となることがほとんどです. 「病態生理」「疫学・原因」大腿骨転子部骨折は, 骨粗鬆症に起因する代表的な脆弱性骨折のひとつです. 大腿骨頚部・転子部骨折の年間発生数は, 2012年の調査では17万件を超えており, 2040年ごろまで増え続けると予想されています.
Practice	看護学
Keywords

• 全文ダウンロード： 従量制、基本料金制の方共に1,199円(税込) です。

参考文献