アブストラクト
Title | 1 腓骨神経麻痺 |
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Subtitle | 特集2 見逃さない! 起こさせない! 看護力が問われる末梢神経麻痺 |
Authors | 白石知之 |
Authors (kana) | しらいしともゆき |
Organization | 山口大学医学部附属病院先進救急医療センター / 日本運動器看護学会認定運動器看護師2期 |
Journal | 整形外科看護 |
Volume | 25 |
Number | 3 |
Page | 244-249 |
Year/Month | 2020 / 3 |
Article | 報告 |
Publisher | メディカ出版 |
Abstract | 「はじめに」 入院中の運動器疾患の患者さんは, 疾患や疾患に対する治療にともない, ベッド上での安静を強いられて不動状態になる場合や, 骨折であれば外固定などで患部を長期的に固定する場合が多いです. このような患者さんに起こりやすい二次的障害の1つが腓骨神経麻痺です. 腓骨神経は体表面に近く, 浅い部位を走行しています. とくに腓骨頭付近を巻き付くように走行している部分は外部からの圧迫を受けやすく, ベッドマットやギプスなどで圧迫を受け続けると, 腓骨神経麻痺を引き起こしてしまう危険性がきわめて高くなります. 腓骨神経麻痺によって下垂足になると, ADLが低下することはもちろんですが, 歩行時の転倒リスクも高まります. また, 神経の回復は1日1mm程度といわれており, 損傷の程度が高ければ高いほど, 治癒に膨大な時間がかかり, 不可逆的な場合もあります. |
Practice | 看護学 |
Keywords |
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参考文献
- 1) 松野丈夫ほか総編集. 標準整形外科学. 第12版. 東京, 医学書院, 2014, 1110p.
- 2) 黒澤尚ほか編. 運動器. 第3版. 東京, メヂカルフレンド社, 2012, 376p(新体系看護学全書, 成人看護学 11)
- 3) 河合伸也ほか監修. 運動器疾患. 東京, 学研メディカル秀潤社, 2003, 392p(NURSING SELECTION)