アブストラクト
Title | 3 肝臓の解剖生理 |
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Subtitle | 第1特集 教科書には書かれていない 「今日からできる!」ケアのツボを詰め込んだ 臨床ナースのための THEこれだけ消化器解剖生理 |
Authors | 岡本共弘, 波多野悦朗 |
Authors (kana) | |
Organization | 兵庫医科大学 肝胆膵外科 |
Journal | 消化器ナーシング |
Volume | 26 |
Number | 5 |
Page | 415-421 |
Year/Month | 2021 / 5 |
Article | 報告 |
Publisher | メディカ出版 |
Abstract | 「肝臓の基本知識 総ざらい!」「肝臓の位置・構造」肝臓は腹腔内最大の実質臓器で, 大きく「左葉」と「右葉」に分かれます. 右横隔膜直下に右葉があり, 中心は下大静脈前面に存在し, 左葉外側区域が左横隔膜直下へ延びて胸郭に覆われます. 肝臓の頭側は横隔膜と冠状間膜・三角間膜, 右葉尾側は後腹膜と肝腎間膜, 腹壁とは鎌状間膜により, それぞれ固定されています. 肝臓の下面には肝十二指腸靱帯があり, この中を, 肝臓に酸素を供給する「肝動脈」, 腸管で吸収された栄養や物質を肝臓へ運搬する「門脈」, 肝臓で分泌された胆汁を十二指腸へ排出する「総胆管」が走行しています. 頭側では肝臓で代謝・合成された血液を下大静脈〜右心系へ排出する「肝静脈」があります. 「肝臓の主なはたらき」肝臓のはたらきは, 栄養素の代謝, 解毒作用, 胆汁産生と大きく3つに分けられます. 「栄養素の代謝」栄養素には(1)糖質, (2)タンパク質, (3)脂質があります. |
Practice | 看護学 |
Keywords |
- 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,199円(税込) です。
参考文献
- 1) Martini, FHほか.カラー人体解剖学 構造と機能:ミクロからマクロまで.井上貴央ほか監訳.東京,西村書店,2003,524-8.
- 2) 麻野泰包ほか.特集 ケアにつながる消化器解剖360°ぐるっと必修ポイント:4 肝臓.消化器外科 NURSING. 23(1),2018,29-35.
- 3) Netter, FM. 相磯貞和訳.ネッター解剖学アトラス.原書第4版.東京,南江堂,2007,286-92.
- 4) 竜崇正."新しい肝区域概念の提唱".肝臓の外科解剖.第2版.東京,医学書院,2011,7-12.
- 5) 日本肝癌研究会編.臨床・病理:原発性肝癌取扱い規約.第6版.東京,金原出版,2015,8-10.
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- 6) Harrison, TRほか.ハリソン内科学.第2版.福井次矢ほか監修.東京,メディカル・サイエンス・インターナショナル,2006,1862-941.