Title	[2] 慢性肝炎・肝硬変とはどんな疾患?
Subtitle	第1特集 消化器内科ナース必修! 肝疾患の内科的治療とケア 患者説明に使えるダウンロードシートつき♪
Authors	田中康雄
Authors (kana)
Organization	国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院 消化器内科
Journal	消化器ナーシング
Volume	28
Number	1
Page	12-17
Year/Month	2023 / 1
Article	報告
Publisher	メディカ出版
Abstract	「慢性肝炎・肝硬変とは?」慢性肝炎とは, 慢性的に肝臓に炎症を生じた状態です. 肝炎が6カ月以上持続していると慢性肝炎と診断されます. 慢性肝炎では肝細胞の破壊と再生が繰り返され, その状態が長く続くと肝硬変に進行します. 肝臓は線維化を起こして文字どおり硬く変化し, 表面は凸凹になり萎縮します. 肝臓の正常な構造は破壊され, 再生結節と呼ばれる再生した肝細胞の集まりが形成されて, 肝機能は著しく悪化します. 肝臓が硬くなることにより類洞内圧が上がり, 門脈の血流が肝臓に流入しづらくなり(門脈圧亢進症), 周りの血管にその分の血液が逃げて流れ込むことにより食道静脈瘤や胃静脈瘤が生じます. さらに慢性炎症で肝臓の遺伝子に傷が付くことにより, 肝がんのリスクも高まります. 「慢性肝炎・肝硬変の原因」慢性肝炎・肝硬変の原因として, [表1] のように, ウイルス性, アルコール性, 脂肪肝などがあります.
Practice	看護学
Keywords

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参考文献