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アブストラクト

Title 経口GLP-1受容体作動薬 (リベルサス(R)) について
Subtitle 特集 5分で説明できる! 糖尿病治療薬 ダウンロードして患者にそのまま見せる療養指導お助けシート 待合室や糖尿病教室で流せるスライド+シナリオ音声つき [4] 糖尿病治療薬の最新トピックス
Authors 武藤達也
Authors (kana) むとうたつや
Organization 名鉄病院 薬剤部長
Journal 糖尿病ケア
Volume 18
Number 5
Page 448-449
Year/Month 2021 / 5
Article 報告
Publisher メディカ出版
Abstract 「開発の経緯」 GLP-1受容体作動薬は, 経口血糖降下薬としてもっとも使用されているDPP-4阻害薬と同じ分類であり, 体重減少効果も期待できる薬剤です. また, 心臓や腎臓の保護効果のエビデンスもあることから, 治療効果の期待が大きい薬剤の一つだと考えます. しかしながら, GLP-1受容体作動薬は注射薬しか販売されておらず, 患者の抵抗感や保管・手技などの課題もあり, 積極的に使用されてきませんでした. これまで経口薬がなかったのは, インスリン製剤同様ペプチド(たんぱく質)ホルモンであり, 内服しても胃の消化酵素によって分解されてしまうこと, 分子量が大きく消化管での透過性が低いため吸収できないことが要因です. そのため, 胃内で分解されず消化管で吸収できる方法が模索されてきました. 今回, 主薬であるセマグルチド(遺伝子組換え)に吸収促進剤であるサルカプロザートナトリウム(SNAC)を添加することで, 経口投与が可能となりました(セマグルチド<遺伝子組換え><リベルサス(R)>).
Practice 看護学
Keywords
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,199円(税込) です。

参考文献

  • 1) リベルサス(R)錠医薬品インタビューフォーム. 2021年2月改訂(第3版). (2021年閲覧).
  • 2) リベルサス(R)錠添付文書. 2020年6月作成(第1版). (2021年3月閲覧).
  • 3) 民輪英之ほか. バイオ医薬に活用される粘膜吸収促進剤の開発. Drug Delivery System. 35(1),2020,10-9.