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アブストラクト

Title 2 消化管閉鎖 (十二指腸閉鎖・小腸閉鎖)
Subtitle 特集 NEO Speciality 早期発見! 搬送・紹介のタイミングもわかる 新生児の外科疾患10
Authors 五嶋翼, 中原さおり
Authors (kana) ごしまつばさ, なかはらさおり
Organization 日本赤十字社医療センター小児外科, 周小児外科部長/周産母子・小児センター副センター長
Journal with NEO
Volume 34
Number 2
Page 264-269
Year/Month 2021 /
Article 報告
Publisher メディカ出版
Abstract 「1. 十二指腸閉鎖」「はじめに」十二指腸閉鎖は先天性腸閉鎖症の中で最も多く, 約半数を占める. 頻度は出生6,000〜1万人に1人とされる. 閉鎖部位は十二指腸乳頭部付近であることが多い. 合併奇形を伴うことが多く, 21トリソミー(30%), 輪状膵(20%), 食道閉鎖, 鎖肛, 腸回転異常などが挙げられる. 「見逃してはいけない症状・所見」・嘔吐: 出生直後〜生後24時間の間にほぼ必発する. 閉鎖部位により, 胆汁性嘔吐の場合とそうでない場合がある. ・腹部膨満: 上腹部に目立つ. ・胎便排出遅延: 多くは生後24時間以上の排出遅延がみられる. 乳頭部より肛門側で閉鎖している場合, 灰白色便となることがある. 「コンサルトのタイミング・搬送時のポイント」出生後, 急速に進行する腹部膨満や胆汁性の嘔吐, 大量頻回の嘔吐で本症を疑う. 腹部単純X線でダブルバブルサインがあれば, すぐに小児外科のいる専門施設に紹介する.
Practice 看護学
Keywords
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,749円(税込) です。

参考文献

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