アブストラクト
Title | 4 ウンチがおかしい・出ない (便・排便の異常) |
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Subtitle | 第1特集 "with NEO" Update 「緊急対応or経過観察」を見極める! 新生児の消化器症状アセスメント 症状 |
Authors | 川畑建 |
Authors (kana) | かわばたけん |
Organization | 埼玉県立小児医療センター新生児科副部長 |
Journal | with NEO |
Volume | 37 |
Number | 5 |
Page | 614-622 |
Year/Month | 2024 / |
Article | 報告 |
Publisher | メディカ出版 |
Abstract | 「1 正常・異常の見極めポイント」生後24時間以内に排出される粘性の高い, 黒〜暗緑色の便は胎便と呼ばれる. 哺乳量の増加に伴い, 便は緑褐色の移行便を経て, 生後4〜5日以降には黄色から茶色で顆粒を伴う正常便となる. この経過から逸脱するものを異常とみなす. 便の異常は, (1)色調, (2)性状, (3)回数に分類される. 「1. 血便」血便の原因は, (1)母体血の嚥下, (2)出血性素因, (3)消化器の器質的病変の3つに分類される. 血便の発生部位により, 上部消化管(Treitz靱帯より近位)からの出血であればタール便, 下部消化管からの出血であれば鮮血便となるが, 出血量が多い場合は上部消化管からの出血でも鮮血便となることがある. 血便を認めた場合, 経過観察が適切か, 介入が必要かを判断するために, 血便の量, 児の活気, 哺乳状況, 嘔吐や腹部膨満などのほかの症状を評価する. また, 母体血嚥下や肛門刺激による直腸粘膜損傷の可能性などを確認する. |
Practice | 看護学 |
Keywords |
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