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アブストラクト

Title 7 腸回転異常症
Subtitle 第1特集 "with NEO" Update 「緊急対応or経過観察」を見極める! 新生児の消化器症状アセスメント 疾患
Authors 田中彩
Authors (kana) たなかあや
Organization 香川大学医学部小児外科学講座講師
Journal with NEO
Volume 37
Number 5
Page 637-641
Year/Month 2024 /
Article 報告
Publisher メディカ出版
Abstract 「本テーマで押さえてほしいポイント」●新生児の胆汁性嘔吐, 血便をみたら腸回転異常症を疑う. ●新生児消化管疾患の中でも迅速な診断・治療が求められる. ●新生児症例では中腸軸捻転を伴うことが多く, 診断の遅れが広範囲の腸管虚血・壊死による短腸症候群(short bowel syndrome;SBS)へとつながり, 重篤な合併症を残す. 「1 どんな疾患?」「1. 発生, 頻度」中腸とは上腸間膜動脈(superior mesenteric artery;SMA)に栄養される腸管で十二指腸から横行結腸の中部までを指す. 胎生期に中腸は生理的臍帯ヘルニアとなり腹腔外で発育し, 胎生10週ごろまでにSMAを中心として半時計方向に270°回転しながら腹腔内に還納される. その後, 中腸の近位側が左側, 遠位側が右側におさまるため十二指腸と上行結腸および下行結腸が後腹膜に固定される. しかし, 本症では腸間膜が固定されないため, 狭い腸間膜根部から小腸および結腸がぶら下がった状態となり, 捻転を起こしやすくなる.
Practice 看護学
Keywords
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,749円(税込) です。