アブストラクト
Title | 8 心室中隔欠損 (VSD) / 房室中隔欠損 (AVSD) |
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Subtitle | 第1・2特集 ビジュアルで整理 赤ちゃんの循環 胎児循環・新生児循環から管理のポイントまで 注意すべき赤ちゃんの循環器疾患 |
Authors | 林知宏 |
Authors (kana) | はやしともひろ |
Organization | 倉敷中央病院小児科部長 |
Journal | with NEO |
Volume | 38 |
Number | 1 |
Page | 62-72 |
Year/Month | 2025 / |
Article | 報告 |
Publisher | メディカ出版 |
Abstract | 「本テーマで押さえておくべきポイント」●出生早期は肺血管抵抗が高く, 心室中隔欠損(ventricular septal defect;VSD)/房室中隔欠損(atrioventricular septal defect;AVSD)の左右短絡は少ないため, 肺血流の増加はなく無症状である. ●出生後の生理的な肺血管抵抗の低下とともに肺血流増加を来し, 心不全症状(多呼吸・陥没呼吸などの呼吸障害, 哺乳不良, 体重増加不良など)が増悪する. 典型的には生後1〜2週ごろから心不全症状が出現する. ●肺血流増加による心不全症状がある場合は, 症例に応じて利尿薬・経管栄養・水分制限・人工呼吸管理などの内科的治療を選択する. ●人工呼吸管理を要する場合, 哺乳困難, 体重増加不良などがあればその時点で手術を検討する. それらがなくとも肺高血圧であれば生後半年までには手術を検討する. 早産児・低出生体重児や心外合併症などがある赤ちゃんの場合は, 肺動脈絞扼術を先行して二期的に心内修復術を計画する. |
Practice | 看護学 |
Keywords |
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