アブストラクト
| Title | 3章 認知症高齢患者の看護の基本 |
|---|---|
| Subtitle | メイン特集 ケースで考えよう 高齢がん患者の治療選択時の意思決定支援 「認知症の人の日常生活・社会生活における意思決定支援ガイドライン」読み解きポイントつき |
| Authors | 石原ゆきゑ |
| Authors (kana) | |
| Organization | 昭和大学江東豊洲病院 看護師長 / 老人看護専門看護師 |
| Journal | YORi-SOUがんナーシング |
| Volume | 11 |
| Number | 4 |
| Page | 317-323 |
| Year/Month | 2021 / |
| Article | 報告 |
| Publisher | メディカ出版 |
| Abstract | 「POINT」(1)認知症高齢患者の思いを傾聴し, その人の意思を確認する (2)認知症の種類を理解して行動・心理症状の要因を探り, 総合的にアセスメントする (3)「なぜその行動をとるのか」を常に考えその人のサインを見逃さず, 非言語的コミュニケーションを丁寧に実践する (4)暮らしを継続できる療養環境のために, 多職種で支援できるチーム体制を構築する (5)認知症高齢患者だけでなく家族も支援し, 非薬物療法のケアを一緒に考える 「POINT (1) 認知症高齢患者の思いを傾聴し, その人の意思を確認する」認知症は, 「いったん発達した知的能力がさまざまな原因で持続的に低下した状態をいい, 慢性あるいは進行性の脳の疾患によって生じ, 記憶・思考・見当識・概念・計算・学習・言語・判断など, 多面的な高次脳機能の障害からなる症候群」と定義されています. 認知症の診断基準の要点とは, (1)「実行機能障害:物事を順序だてて実施不可能」「失行:以前はできていたことができない」「失認:対象の認識や区別が不能な状態」「失語:言語の理解障害や表出障害」など一つ以上の認知機能障害があること, (2)認知機能障害のために社会生活に支障が出現し不自由になることです. |
| Practice | 看護学 |
| Keywords |
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参考文献
- 1) World Health Organization. International Statistical Classification of Diseases and Related Health Problems. 10th Revision. World Health Organization: 1993
- 2) 日本精神神経学会日本語版用語監. 高橋三郎, 大野裕監訳. DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル. 東京, 医学書院, 2014, 932p.
- 3) 石原ゆきゑ. "4非がんの患者さんへの緩和ケア 認知症の場合". 緩和ケア はじめの一歩. 林ゑり子編. 東京, 照林社, 2018, 151-6.
- 4) 公益社団法人日本看護協会編. 認知症ケアガイドブック. 東京, 照林社, 2016, 336p.

