アブストラクト
Title | 208席 ユマニチュード(R)のケア技術を取り入れた効果 暴力行為のある認知症患者とのかかわり |
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Subtitle | 第43回日本精神科看護学術集会 第43群 |
Authors | 橋爪由花 |
Authors (kana) | |
Organization | 医療法人宮本会紀の川病院 |
Journal | 日本精神科看護学術集会誌 |
Volume | 61 |
Number | 1 |
Page | 436-437 |
Year/Month | 2018 / |
Article | 報告 |
Publisher | 日本精神科看護協会 |
Abstract | 「はじめに」認知症患者には, 中核症状と周辺症状(以下, BPSD)が現れる. 今回かかわった患者も特にケアに対して興奮や拒否が強く, 激しい暴力行為があった. そのためニーズの把握も難しく, ケアに対して困難を感じていた. 今回, 優しさを伝えるケア技術であるユマニチュードを導入し, 看護を実践したことで患者が心地よいと感じられるケアが実施できた. その経過と考察を報告する. 「I. 研究目的」認知症で暴力行為のある患者に, ユマニチュードのケア技術を取り入れたことにより生じた患者の変化と, かかわりの効果を明らかにする. 「II. 研究方法」1. 実施期間:X年9月から3か月間. 2. 対象者:A氏, 60歳代後半男性, アルツハイマー型認知症 入院の経過:2年前に母親が他界し, その頃より認知症状が出現した. 激しい暴力行為があり, A氏は医療保護入院となる. 入院時は長谷川式簡易知能評価スケール6点であったが, 3か月後に慢性期病棟に転棟後はBPSDが進行していき, ユマニチュード導入時は0点となった. |
Practice | 看護学 |
Keywords | ユマニチュード(R), 暴力行為, 認知症 |
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参考文献
- 1) 本田美和子, イヴ・ジネスト, ロゼット・マレス・コッティ : ユマニチュード入門, 医学書院, p116, 2014.
- 2) 本田美和子, イヴ・ジネスト, ロゼット・マレス・コッティ : ユマニチュード入門, 医学書院, p43, 2014.
- 3) 日本認知症ケア学会編 : 認知症ケア標準テキスト-改訂・認知症ケアの実際I 総論, ワールドプランニング, 2007.