アブストラクト
Title | 第33席. 心不全増悪により臥床生活となった認知症患者とのかかわり QOL改善をめざして |
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Subtitle | 第46回日本精神科看護学術集会 第3群 |
Authors | 濱崎斗夢 |
Authors (kana) | |
Organization | 医療法人仁康会小泉病院 |
Journal | 日本精神科看護学術集会誌 |
Volume | 64 |
Number | 1 |
Page | 90-91 |
Year/Month | 2021 / |
Article | 報告 |
Publisher | 日本精神科看護協会 |
Abstract | 「はじめに」 わが国の慢性心不全患者の心不全増悪による1年後の再入院率は30〜40%と高く, 他疾患に比べ入院日数も長い. 入退院を繰り返し身体機能やQOLが低下し, 寝たきりの要因となる. 今回アルツハイマー型認知症(以下, AD)患者で心不全が増悪し, 臥床生活となったA氏のADL改善をめざしてかかわった結果, トイレ動作を取り戻せたためこのかかわりについて報告する. 「I. 研究目的」 心不全増悪により臥床生活となったAD患者に対し, 経口摂取量の見直しおよびADLの維持向上の視点から行った看護支援により変化が見られたため, その看護支援の有用性を明らかにする. 「II. 研究方法」 1. 研究デザイン:事例研究 2. 研究期間:2019年11月〜2020年2月 3. 研究対象者:A氏, 90歳代女性, 診断名・AD(HDS-R13点), 心不全・腎不全・腎性貧血. 身体状態の悪化があり酸素吸入3Lを開始, ベッド上で安静となり合併症病棟へ転棟となる. |
Practice | 看護学 |
Keywords | アルツハイマー型認知症, 心不全, 早期離床 |
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参考文献
- 1) 佐藤大樹, 藤田央他 : 慢性心不全患者の心不全増悪による再入院はいつ発生するのか?, 心臓, 47(9), p1083-1088, 2015.
- 2) 日本静脈経腸栄養学会編 : 一般社団法人日本静脈経腸栄養学会 静脈経腸栄養テキストブック, 南江堂, 2017.
- 3) 足立香代子 : 検査値に基づいた栄養アセスメントとケアプランの実際, チーム医療, 2006.
- 4) 百村伸一, 鈴木誠編 : 慢性心不全のあたらしいケアと管理, 南江堂, p13, 2015.
- 5) 吉松和哉, 小泉典章, 川野雅資編 : 精神保健学, 精神看護学1 第6版, ヌーヴェルヒロカワ, p102, 2015.