アブストラクト
Title | 第171席. 身体合併症による身体拘束中患者のQOLと職員のジレンマ |
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Subtitle | 第46回日本精神科看護学術集会 第15群 |
Authors | 中村笑未, 有馬あゆみ |
Authors (kana) | |
Organization | 社会医療法人清和会西川病院 |
Journal | 日本精神科看護学術集会誌 |
Volume | 64 |
Number | 1 |
Page | 360-361 |
Year/Month | 2021 / |
Article | 報告 |
Publisher | 日本精神科看護協会 |
Abstract | 「はじめに」 抗精神病薬を長期服用している患者の麻痺性イレウスは発症頻度が高く, 繰り返すこともあり, 治療の経過が本人の生活行動やQOLに大きく影響する. また, 自分が受けている治療や生命にかかわる意思決定が難しく, 臨床現場での支援者のジレンマにつながりやすい. 今回, 麻痺性イレウスの治療のために身体拘束が必要なA氏の担当になった. 治療のためではあるが拘束を続けることと, A氏のQOLとの間でジレンマが生じた. 合同カンファレンスでジレンマを共有したことをきっかけにA氏の身体拘束は解除となり, 看護師のジレンマは解消された. このケースから合併症による身体拘束中の患者の治療とQOLの間で, 看護師に生じたジレンマとそのジレンマが解消に至った経過を報告する. 「I. 研究目的」 患者の治療過程で看護師に生じたジレンマと, そのジレンマが解消に至った経過を明らかにする. 「II. 研究方法」 1. 研究デザイン:事例研究 2. 研究期間:X年Y月から5か月間 3. 用語の定義 合同カンファレンス:B病院の職員による, ブレインストーミング法を活用した事例検討会. |
Practice | 看護学 |
Keywords | 身体拘束, QOL, 職員のジレンマ |
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参考文献
- 1) 北村愛子 : 看護師の倫理調整の役割と実践 日本クリティカルケア看護学会誌, 4(2), p9, 2008.
- 2) 北村愛子 : 看護師の倫理調整の役割と実践 日本クリティカルケア看護学会誌, 4(2), p9, 2008.
- 3) 中田信江 : 増え続ける身体拘束に歯止めを!, 精神看護, 20(5), p408-425, 2017