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アブストラクト

Title 65席. 拒薬・棄薬が続く統合失調症患者の服薬アドヒアランス向上へのかかわり 多職種連携の視点で考える
Subtitle 第47回日本精神科看護学術集会 第14群
Authors 岩永諒子
Authors (kana)
Organization 社会医療法人明和会医療福祉センター渡辺病院
Journal 日本精神科看護学術集会誌
Volume 65
Number 1
Page 140-141
Year/Month 2022 /
Article 報告
Publisher 日本精神科看護協会
Abstract 「はじめに」精神科において統合失調症患者が入退院をくり返す原因の1つとして, 服薬忘れや服薬自己中断がある. 菅原らは「統合失調症の再発原因の50〜70%が服薬中断であり, その要因として, 病識が不十分で, 薬に対する知識も乏しいと考えられる」と述べている. 服薬中断により, 「退院患者の50%以上が2年以内に, 5年後には80%以上が再発し, 再入院している」という報告がある. 患者が内服治療を継続して実施し服薬アドヒアランスの向上をはかることは, 患者の症状の再燃予防や地域生活への定着に向けて重要である. 本研究は入院中に拒薬や薬を捨てること(以下, 棄薬)が続いた統合失調症患者に多職種でかかわり, 早期に服薬指導を行うことでアドヒアランスの向上につながったため, ここに報告する. 「I. 研究目的」拒薬・棄薬をくり返すA氏の服薬アドヒアランスの向上に有効な方法について検討する.
Practice 看護学
Keywords 統合失調症, 服薬アドヒアランス, 多職種連携
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に803円(税込) です。

参考文献

  • 1) 菅原裕美, 森千鶴 : 統合失調症の病識の構造, 日本看護研究学会雑誌, 34(4), p11-22, 2011.
  • 2) 日本精神科看護技術協会監 : 精神科看護白書2006→2009, 精神看護出版, p135, 2009.
  • 3) 木下綾 : 退院に向けた服薬アドヒアランス獲得への援助-医療者主体の服薬から患者主体の服薬へ変化した事例をとおして, 日本精神科看護学会誌, 53(3), p183-187, 2010.
  • 4) 岩田仲生 : なぜ今統合失調症医療にアドヒアランスが必要なのか, 臨床精神薬理, 10(11), p2130, 2007.