アブストラクト
| Title | 男性更年期障害 (LOH症候群) とその看護 |
|---|---|
| Subtitle | 特集 (2) 中高年男性のメンタルヘルスを考える |
| Authors | 一ノ山隆司, 境美砂子 |
| Authors (kana) | いちのやまりゅうじ, さかいみさこ |
| Organization | 金城大学看護学部・公衆衛生看護学専攻科 学部長・専攻科長/教授, 金城大学看護学部 講師 |
| Journal | 精神科看護 |
| Volume | 50 |
| Number | 2 |
| Page | 32-36 |
| Year/Month | 2023 / 2 |
| Article | 報告 |
| Publisher | 精神看護出版 |
| Abstract | 「男性更年期障害の定義」 現在, 男性更年期障害はLOH症候群(Late Onset Hypogonadism)・加齢性腺機能低下症と呼ばれています. 本来, 「加齢によるアンドロゲンの低下に伴う症状を呈する状態」を示す用語にADAM(Androgen Decline in the Aging Male)や, PADAM(Partial Androgen Deficiency of the Aging Male)が使用されたことからPADAMの概念が定着しました. 男性更年期障害の症状を有する患者の病態は複雑であり, 前期更年期の患者はストレス性心身症症状の割合が多く, 後期更年期から熟年期では主としてアンドロゲン減退症状の出現が多いようです. このような現状から男性更年期障害の病態は複雑になり, 加齢によるアンドロゲンの低下のみで説明すること難しくなりました. しかし, PADAMと男性更年期障害が同義語のように扱われ, 診療現場での混乱を招いた経緯があります. |
| Practice | 看護学 |
| Keywords |
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参考文献
- 1) 日本泌尿器科学会/日本Men's Health医学会, 「LOH症候群診療ガイドライン」検討ワーキング委員会編:LOH症候群 加齢男性性腺機能低下症候群診断の手引き. じほう, p.2-3,2007.
- 2) 日本泌尿器科学会/日本Men's Health医学会, 「LOH症候群診療ガイドライン」検討ワーキング委員会編:LOH症候群 加齢男性性腺機能低下症候群診断の手引き. じほう, p.11.2007.
- 3) 厚生労働省:「更年期症状・障害に関する意識調査」基本集計結果, https://www.mhlw.go.jp (最終閲覧日2022年12月28日)
- 4) 日本Men's Health医学会:LOH症候群の手引き. https://www.mens-health.jp/pdf/guidance.pdf (最終閲覧日2022年12月28日)
- 5) 池田智子, 本田正史, 武中篤:男性更年期症状の実態と生活習慣およびストレスとの関連に関する検討. 泌尿器外科, 34(3),p.269-273,2021.
