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アブストラクト

Title 第3回 「リハビリテーションでよく行われる温熱療法ってなんですか?」
Subtitle 連載 先生, そのエビデンス教えてください!
Authors 見目智紀
Authors (kana)
Organization 北里大学医学部整形外科学 / 北里大学病院リハビリテーション科
Journal 関節外科
Volume 41
Number 4
Page 434-435
Year/Month 2022 / 4
Article 報告
Publisher メジカルビュー社
Abstract 「定義・通説」温熱療法とは「熱源によってエネルギーを生体に供給し, 熱エネルギーが生体に加わることで, 循環の改善や疼痛の軽減, リラクゼーション等の生理反応を引き起こす治療法」とされ, 熱の伝達は伝導熱, 変換熱, 放射熱, 対流熱の4つに分類されています. 一般的に使われるのは生体との接触で熱を伝える伝導熱(ホットパックやパラフィン浴などの)と, 生体内に入って熱に変換される変換熱(超短波, 超音波, マイクロウェーブなど)です. 温度の生体内の深達度としては伝導熱や放射熱は浅く(表在性温熱), 変換熱は深い(深達温熱)です. 「温熱療法の生理的作用のエビデンス」・結合組織の伸展効果:25℃よりも45℃で有意な腱の伸張が得られ, 組織温が4℃上昇すると組織の伸張性の増加が起こります. ・鎮痛, リラクゼーション効果:温熱によって疼痛閾値の上昇が起こります. また, 温度受容器の刺激によりγ神経線維の活動抑制が起こり, 筋紡錘の伸展感受性の低下によって得られ, 筋緊張が低下します.
Practice 臨床医学:外科系
Keywords
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,243円(税込) です。

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