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アブストラクト

Title めまいを訴える小児の診かた
Subtitle 特集・ "めまい" を訴える患者の診かた
Authors 神田裕樹*1, 角南貴司子*2
Authors (kana) こうだゆうき, すなみきしこ
Organization *1大阪市立大学大学院医学研究科耳鼻咽喉科・頭頸部外科, 病院講師, *2同, 教授
Journal MB ENTONI
Volume
Number 267
Page 16-19
Year/Month 2022 / 2
Article 報告
Publisher 全日本病院出版会
Abstract 「Abstract」小児めまい患者は成人のめまい患者と同様に中枢性疾患や全身性疾患を除外することが第一に必要である. 小児では, 問診や検査所見で得られる情報が不十分となることが多く, 診察にあたる際にはより注意が必要となる. 頻度別でいうと, 良性発作性めまい(BPV), 前庭性片頭痛(VM)が多く, 約30〜40%を占める. これらの頻度を理解することも重要であると同時に年齢層別にも疾患を理解することも重要である. 新生児期〜乳児期は先天性疾患の除外が必要であり, 幼児期の頃に反復するめまいでは小児良性発作性めまい(BPV)が多いとされる. 起立性調節障害は10歳以上の思春期の時期に多く特に女児に多いとされている. これらのように疫学的理解を持ちつつ, 実際の診察, 検査結果で得られる情報を正確に評価し診療を行うことが必要となる.
Practice 臨床医学:内科系
Keywords 小児良性発作性めまい(benign paroxysmal vertigo), 前庭性片頭痛(vestibular migraine), 起立性調節障害(orthostatic dysregulation)
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に968円(税込) です。

参考文献

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