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アブストラクト

Title COVID-19後遺症としての味覚障害
Subtitle 特集・耳鼻咽喉科領域におけるコロナ後遺症 - どう診る, どう治す -
Authors 田中真琴*
Authors (kana) たなかまこと
Organization *地方独立行政法人東京都立病院機構東京都立広尾病院耳鼻咽喉科, 医長/日本大学医学部耳鼻咽喉・頭頸部外科学分野
Journal MB ENTONI
Volume
Number 278
Page 25-30
Year/Month 2022 / 12
Article 報告
Publisher 全日本病院出版会
Abstract 「Abstract」新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行初期に, 『感染初期に急に発症する嗅覚・味覚障害』が高率に出現することが報告され注目を集めた. これらの症状は, 比較的速やかに改善することが多い. COVID-19の嗅覚障害の原因としてACE2受容体とTMPRSS2の関与が証明されつつあるが, 味覚障害の発症機序については, 明確ではない. また, 味覚機能の評価を行った報告は少なく, 実際にどの程度の味覚低下が生じているか不明であるが, 嗅覚障害に伴う風味障害の可能性が示唆されている. また, 変異株の出現で, デルタ株以降の味覚障害の発症頻度が低下したようである. COVID-19による味覚障害は嗅覚障害と切り離すことは難しく, その治療は双方に対応することが重要であると考えられる.
Practice 臨床医学:内科系
Keywords 新型コロナウイルス感染症(COVID-19), 味覚障害(taste disorder), 風味障害(flavor disorder), 亜鉛補充療法(zinc replacement treatment), 嗅覚刺激療法(olfactory training)
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に968円(税込) です。

参考文献

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