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アブストラクト

Title 抗ヒスタミン薬
Subtitle 特集・知っておくべき耳鼻咽喉科領域における医薬品副作用
Authors 大堀純一郎*
Authors (kana)
Organization *鹿児島大学大学院耳鼻咽喉科・頭頸部外科, 講師
Journal MB ENTONI
Volume
Number 240
Page 45-51
Year/Month 2020 / 1
Article 報告
Publisher 全日本病院出版会
Abstract 「Abstract」 抗ヒスタミン薬は日常最も処方する頻度が高い薬剤の1つである. 近年, 抗ヒスタミン薬の副作用としてインペアード・パフォーマンスが注目され, 脳内H1受容体占拠率をもとに鎮静性, 軽度鎮静性, 非鎮静性, 脳内に移行しない抗ヒスタミン薬に分類されるようになった. 第1世代抗ヒスタミン薬は, 鎮静作用, 抗コリン作用などの副作用により処方されることは少なくなっているが総合感冒薬やOTC薬として含まれていることが多く注意が必要である. また, これらの副作用は少なくなった第2世代抗ヒスタミン薬にも鎮静性が含まれることや, 肝機能, 腎機能障害や薬物の相互作用が存在する. 耳鼻咽喉科医としてこれらの副作用を知ったうえで処方すべきである. アレルギー性鼻炎に対する抗ヒスタミン薬の選択では様々な状況を考慮すべきであるが, 軽症例には脳内に移行しない抗ヒスタミン薬が第一選択とされるべきである.
Practice 臨床医学:内科系
Keywords 抗ヒスタミン薬(antihistamine), 副作用(side effect), インペアード・パフォーマンス(impaired performance)
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に968円(税込) です。

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