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アブストラクト

Title ばね指に対するストレッチ「とくなが法」の治療効果
Subtitle 特集 / 手外科リハビリテーション診療
Authors 岩倉菜穂子*1, 千葉有希子*2, 徳永進*3
Authors (kana)
Organization *1東京女子医科大学整形外科, 助教, *2せいれい訪問看護ステーション佐倉, *3松戸整形外科病院, 副院長・上肢センター長
Journal MB Medical Rehabilitation
Volume
Number 244
Page 78-82
Year/Month 2020 / 1
Article 報告
Publisher 全日本病院出版会
Abstract 「Abstract」ばね指に対する主な治療法は, 保存療法では装具による安静とステロイド注射, および手術療法が主でありストレッチに関する報告はほとんどない. 当院では, ばね指に対するストレッチである「とくなが法」を積極的に治療に用いている. 「とくなが法」は手関節背屈位としMP関節およびIP関節を他動伸展する屈筋腱ストレッチと, 手関節軽度背屈位としMP関節を90°屈曲位から抵抗下に全力でMP関節を自動屈曲させるA1 pulleyストレッチの2種類からなる. それぞれのストレッチの目的は屈筋腱の伸張性を獲得し, MP関節およびPIP関節の可動域を改善すること, A1 pulleyの内腔の拡大をはかりsnappingやlockingを軽減することである. 継続するために工夫を要するが, 簡便で大きな合併症もなく糖尿病に合併するばね指にも効果があり, 積極的に活用していただきたい手技である. 本稿では「とくなが法」の方法, 臨床成績, 長所と短所, 用いる際の注意点などについて述べる.
Practice 医療技術
Keywords ばね指 (trigger finger), ストレッチ (stretching), 保存療法 (conservative treatment), 糖尿病 (diabetes mellitus)
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に968円(税込) です。

参考文献