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アブストラクト

Title 高齢者脊椎疾患の病態特性
Subtitle 特集 / 高齢者脊椎疾患リハビリテーションアプローチ
Authors 岡田英次朗*1, 渡辺航太*2, 松本守雄*3
Authors (kana)
Organization *1慶應義塾大学整形外科, 講師, *2准教授, *3教授
Journal MB Medical Rehabilitation
Volume
Number 249
Page 1-6
Year/Month 2020 / 6
Article 報告
Publisher 全日本病院出版会
Abstract [Abstract] 高齢者の脊椎は経年的な変化により椎間板や椎間関節に変性変化をきたし頚部痛や腰痛などの局所痛のみならず神経障害や脊柱変形による姿勢異常を引き起こす. さらに骨粗鬆症による骨脆弱性や近年注目されるサルコペニアなど筋肉の減少を伴うため, その病態は多岐にわたる. 代表的な疾患として, 坐骨神経痛や間欠跛行を主訴とする腰部脊柱管狭窄症, 四肢のしびれや歩行障害をきたす頚椎症性脊髄症, 継続する痛みの原因となる骨粗鬆症性椎体骨折, 非炎症性骨増殖疾患であるびまん性特発性骨増殖症, 矢状断バランス異常が問題となる成人脊柱変形などが挙げられる. 運動器の障害により移動機能が低下した状態はロコモティブシンドロームと定義されるが, 多くの脊椎疾患がロコモティブシンドロームの原因となる. 本稿では高齢者にみられるこれらの代表的な脊椎疾患について, その病態を提示するとともに, 診断時の注意点を中心に概説する.
Practice 医療技術
Keywords ロコモティブシンドローム (locomotive syndrome) , 腰部脊柱管狭窄症 (lumbar spinal canal stenosis) , 頚椎症性脊髄症 (cervical spondylotic myelopathy) , 骨粗鬆症性椎体骨折 (osteoporotic vertebral fracture) , びまん性特発性骨増殖症 (diffuse idiopathic skeletal hyperostosis)
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に968円(税込) です。

参考文献

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