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アブストラクト

Title 膝伸展機構障害に対するリハビリテーション治療
Subtitle 特集 / 膝関節リハビリテーション診療マニュアル
Authors 新井祐志*1, 中川周士*2, 三上靖夫*3
Authors (kana) あらいゆうじ
Organization *1京都府立医科大学大学院スポーツ・障がい者スポーツ医学, 准教授, *2講師, *3大学院リハビリテーション医学, 教授
Journal MB Medical Rehabilitation
Volume
Number 258
Page 23-29
Year/Month 2021 / 2
Article 報告
Publisher 全日本病院出版会
Abstract 「Abstract」膝伸展機構障害は主に成長期のスポーツ活動に起因する膝蓋骨や膝蓋腱周辺に疼痛を生じるスポーツ障害である. 成長期の四肢の軟部組織の柔軟性低下に加えて, 活発なスポーツ活動で引き起こされる. 代表的な障害としてOsgood-Schlatter病, Sinding-Larsen-Johansson病, 有痛性分裂膝蓋骨がある. 骨端線が閉鎖してもジャンプ動作などを繰り返すと膝蓋腱炎が生じる. 治療として保存療法が第一選択であり, リハビリテーション治療の位置づけは大きい. 疼痛の強い時期には膝に大きな負担がかかるジャンプ動作などを避け, ストレッチングや筋力強化訓練などを段階的に行っていく. 筋力強化として大腿四頭筋の遠心性収縮運動が有効である. 柔軟性や下肢筋力が十分となれば, ジャンプやダッシュ動作などを行う. ジャンプ動作では着地の際の矢状面や冠状面での下肢アライメントに注意を要する. 症状が消失してもストレッチングなどを継続し, 再発予防を心がけることが重要である.
Practice 医療技術
Keywords 膝伸展機構(knee extensor mechanism), 大腿四頭筋(quadriceps), 膝蓋腱(patellar tendon), ストレッチング(stretching), 遠心性筋収縮運動(eccentric exercise)
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に968円(税込) です。

参考文献

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