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アブストラクト

Title 脳性麻痺と重症心身障害による障害児の移動能力 - リハビリテーションのポイント -
Subtitle 特集 / 障害児の移動能力を考える
Authors 藪中良彦*
Authors (kana) やぶなかよしひこ
Organization *大阪保健医療大学保健医療学部リハビリテーション学科理学療法学専攻, 教授
Journal MB Medical Rehabilitation
Volume
Number 263
Page 14-21
Year/Month 2021 / 7
Article 報告
Publisher 全日本病院出版会
Abstract [Abstract] 脳性麻痺児の移動能力に対するリハビリテーションでは, GMFCS(粗大運動能力分類システム)レベル別の一般的目標を念頭に置きながら, F-wordsの枠組みで子どもと家族の生活と想いを把握し, 「移動して何をしたいのか」を明らかにして個別目標を立てる必要がある. そのときに目標はできるだけSMART方式で立案し, COPM(カナダ作業遂行測定)とGAS(ゴール達成スケーリング)を使って子どもと家族と協業して個別の段階的な目標を立てることが重要である. 介入においては, 詳細な動作分析に基づいた介入を行うとともに, 筋力増強, トレッドミルトレーニング, ゲームを使用したトレーニングを検討する. また, 重症心身障害児においては, 可能であれば移乗動作に協力できる能力の獲得/維持を目標とするとともに, 電動移動装置を用いて早期から移動体験を保障することが重要である. 加えて, 重度の認知障害のある子どもたちには, 電動車椅子や電動乗物を用いてスイッチ操作やコミュニケーションの向上をはかるアプローチを行っていくことも有効である.
Practice 医療技術
Keywords 脳性麻痺 (cerebral palsy), 重症心身障害 (profound intellectual and multiple disabilities), 移動能力 (functional mobility), リハビリテーション(rehabilitation)
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に968円(税込) です。

参考文献

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