アブストラクト
| Title | 高次脳機能障害, 認知症による摂食嚥下障害とその対応 |
|---|---|
| Subtitle | 特集 : 実践! 在宅摂食嚥下リハビリテーション診療 |
| Authors | 福永真哉* |
| Authors (kana) | ふくながしんや |
| Organization | *川崎医療福祉大学リハビリテーション学部言語聴療法学科, 教授 |
| Journal | MB Medical Rehabilitation |
| Volume | |
| Number | 267 |
| Page | 85-92 |
| Year/Month | 2021 / 10 |
| Article | 報告 |
| Publisher | 全日本病院出版会 |
| Abstract | [Abstract] 在宅の医療と介護の現場においては, しばしば高次脳機能障害, 認知症による摂食嚥下障害がみられ, 摂食嚥下過程のうち, 特に食物を認知する先行期は影響を受けやすい. 摂食嚥下機能に影響を及ぼす高次脳機能障害として, 記憶障害, 失認, 視空間性認知障害, 失行, 失語, 注意障害を含む実行機能の障害などがある. これに加え, 認知症では行動・心理症状(behavioral and psychological symptoms of dementia; BPSD)により, 摂食開始困難, 摂食中断, 食べ方の乱れなどの摂食困難が生じる. 主要な認知症にはアルツハイマー型認知症, レビー小体型認知症, 前頭側頭葉変性症, 血管性認知症があり, それぞれ特徴的な摂食嚥下障害が生じる. これら認知症の多くは進行性の変性性疾患であるため, その対応は機能回復を目指したキュア=治療・訓練だけではなく, 認知症の終末期を見据え, 残存する機能を最大限に生かすためのケア=食事介助・摂食支援を中心とした対応が, 在宅の医療と介護の現場では必要となる. 本稿では主に在宅における高次脳機能障害, 認知症による摂食嚥下障害とその対応について解説する. |
| Practice | 医療技術 |
| Keywords | 摂食嚥下障害 (dysphagia), 高次脳機能障害 (higher brain dysfunction), 認知症 (dementia), アルツハイマー型認知症 (Alzheimer's disease), 前頭側頭葉変性症 (fronttemporal lobar degeneration), レビー小体型認知症 (dementia with Lewy bodies), 血管性認知症 (vascular dementia) |
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参考文献
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