アブストラクト
| Title | 「心不全などのリスク管理はどうすればいい?」 心不全の訪問リハビリテーション |
|---|---|
| Subtitle | 特集 / 訪問リハビリテーションで使える困ったときの対処法 |
| Authors | 鮫島光博*1, 鬼村優一*2 |
| Authors (kana) | さめじまみつひろ |
| Organization | *1ゆみのハートクリニック渋谷, 院長, *2医療法人社団ゆみの |
| Journal | MB Medical Rehabilitation |
| Volume | |
| Number | 281 |
| Page | 20-26 |
| Year/Month | 2022 / 11 |
| Article | 報告 |
| Publisher | 全日本病院出版会 |
| Abstract | 「Abstract」増え続ける高齢心不全患者に対して, 多職種の医療チームによる疾病管理プログラムはガイドライン上でも推奨されている. 訪問リハビリテーションにおいてはエビデンスが不十分ではあるが, 心不全の進行度 (ステージ) に応じて介入する目標を明確にし, 特に退院後早期の再入院の回避, 家族介護負担の軽減, および終末期の症状緩和などが期待できる. これら包括的な介入は, 専門職や循環器専門医に限った介入のみならず, 訪問看護師, ヘルパー, 家族, および通所施設などの多職種が心不全を理解し, 個人の状態に合わせた介入ができるようになることが理想である. 心不全の訪問リハビリテーションは, 心疾患の発生を防ぐためのライフスタイルリスク管理や心不全発症および再入院の予防, 症状緩和などステージごとに介入が異なり, 心不全が進行しても住み慣れた地域で生活が継続できる体制を目指すことが重要である. |
| Practice | 医療技術 |
| Keywords | 高齢心不全 (elderly patients with heart failure), 訪問リハビリテーション (home-visit rehabilitation), 生活モデル (life model) |
- 全文ダウンロード： 従量制、基本料金制の方共に968円(税込) です。
参考文献
- 1) Kaku H, et al:Impact of hospital practice factors on mortality in patients hospitalized for heart failure in Japan-an analysis of a large number of health records from a nationwide claims-based database, the JROAD-DPC-. Circ J, 84(5):742-753,2020.
- 2) 筒井裕之ほか:日本循環器学会/日本心不全学会合同ガイドライン2021年JCS/JHFSガイドライン フォーカスアップデート版 急性・慢性心不全診療. 〔https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2021/03/JCS2021_Tsutsui.pdf〕(2022年7月30日閲覧)
- 3) 牧田 茂ほか:2021年改訂版心血管疾患におけるリハビリテーションに関するガイドライン(2021年8月31日更新). 〔https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2021/03/JCS2021_Makita.pdf〕(最終閲覧日2022年7月30日)
- 4) 鳥羽研二:高齢者総合的機能評価ガイドライン. 日老医誌, 42:177-180,2005.
- 5) 勝木達夫:心臓リハビリテーションの普及状況における都道府県格差. 心臓リハ, 20(1):91-99,2015.
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- 6) 鬼村優一ほか:地域包括ケアシステムにおける心臓リハビリテーション治療. MB Med Reha, 262:49-53,2021.
- 7) Paul A, et al:2022 AHA/ACC/HFSA Guideline for the Management of Heart Failure:A Report of the American College of Cardiology/Ameri-can Heart Association Joint Committee on Clini-cal Practice Guidelines. Circulation, 145(18):e895-e1032,2022.
- 8) Akshay SD, Lynne WS:Rehospitalization for heart failure:predict or prevent?. Circulation, 126(4):501-506,2012.
- 9) Mehta A, et al:Understanding of the concept of "Total Pain". J Hosp Palliat Nurs, 10:26-32,2008.
- 10) 鮫島光博ほか:高齢心不全患者の在宅診療と訪問リハビリテーション. 心臓, 51:468-474,2019.
