Title	急性期における評価と予後予測
Subtitle	特集 / 脳血管障害の片麻痺患者へのリハビリテーション治療マニュアル
Authors	羽田拓也*1, 安保雅博*2
Authors (kana)	はだたくや, あぼまさひろ
Organization	*1東京慈恵会医科大学リハビリテーション医学講座, 助教, *2同, 主任教授
Journal	MB Medical Rehabilitation
Volume
Number	282
Page	9-14
Year/Month	2022 / 12
Article	報告
Publisher	全日本病院出版会
Abstract	「Abstract」本稿では, 急性期で主に用いる片麻痺患者の評価法としてnational institutes of health stroke scale(NIHSS), Brunnstrom recovery stage, modified Ashworth scale, revised version of the ability for basic movement scale(ABMS-2), Fugl-Meyer assessment, action research arm testについて概要, 評価の要点, 注意点などを解説した. 特にNIHSSについては, リハビリテーション科だけでなく, 脳神経内科医, 脳神経外科医なども評価を行うものであり, 多診療科間の患者情報の共有のためにも熟知する必要がある. さらに, 予後予測の取り組みの1つとして, 回復期リハビリテーション病棟におけるABMS-2での歩行自立の予後予測をした例を取り上げた. 急性期のリハビリテーション治療では基本動作の訓練が重要である. 今回取り上げた歩行予後予測では, 急性期での基本動作の向上が, その後の歩行自立に大きく影響することが示された. このように急性期での評価は, その後のリハビリテーション治療に大きな影響を与えるため, 適切な評価方法の選択とタイミング・頻度を個々の症例に応じて検討する必要がある.
Practice	医療技術
Keywords	片麻痺(hemiplegia), 急性期(acute phase), 評価(assessment)

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参考文献