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アブストラクト

Title 経管栄養
Subtitle 特集 知らなかったでは済まされない! ドレーン・カテーテル・チューブ管理の基本と注意点
Authors 武原格*
Authors (kana)
Organization *東京都リハビリテーション病院, 研究担当部長
Journal MB Medical Rehabilitation
Volume
Number 296
Page 15-20
Year/Month 2024 / 1
Article 報告
Publisher 全日本病院出版会
Abstract 「Abstract」高齢化および多くの合併症・併存疾患を持つ患者が増加しているため, 摂食・嚥下訓練を行っても必要な栄養および水分を安全に経口のみで摂取できない患者が以前よりも増えている. 嚥下障害の原因や訓練経過などから予後を予測し, 3食を経口摂取により必要な栄養と水分が摂取できない場合は, 代替栄養法で補う必要がある. 代替栄養法は, 静脈栄養法と経腸栄養法があり, 腸が機能している場合は, 経腸栄養法を選択することを基本とする. 経腸栄養法では, 経鼻経管栄養法と胃瘻が代表的であるが, それ以外にも経胃瘻的空腸瘻(PEG-J), 経皮経食道胃管挿入術(PTEG), 間歇的口腔食道経管栄養法などがあり, 患者の病態や方向性などによって選択される. しかし, どの経腸栄養法にも一長一短があるため, それぞれの特徴を理解する必要がある. 本稿においては, 各経腸栄養法の特徴や特に注意すべき合併症について取り上げた.
Practice 医療技術
Keywords 経鼻胃管チューブ(nasogastric tube), 胃瘻(gastrostomy), 経胃瘻的空腸瘻(percutaneous endoscopic gastrostomy with jejunal extension;PEG-J), 経皮経食道胃管挿入術(percutaneous transesophageal gastro-tubing;PTEG), 間歇的口腔食道経管栄養法(intermittent oro-esophageal tube feeding)
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に968円(税込) です。

参考文献

  • 1) 一般社団法人 回復期リハビリテーション病棟協会:回復期リハビリテーション病棟の現状と課題に関する調査報告書, 75-76, 2022.
  • 2) 日本静脈経腸栄養学会:静脈経腸栄養ガイドライン 第3版, 13-18, 照林社, 2013.
  • 3) 武原格:嚥下障害者に対する胃瘻などの代替栄養法の適応,患者家族への説明は? MB Med Reha, 276:143-146, 2022.
  • 4) 木村百合香:経鼻胃管症候群(Nasogastric tube syndrome).日気食会報, 71:434-435, 2020.
  • 5) 佐藤新介ほか:過去5年間における当院回復期リハビリテーション病棟入院患者の3食経口摂取移行と経皮内視鏡的胃瘻造設術(PEG)実施状況の推移.日摂食嚥下リハ会誌, 20:31-35, 2016.
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  • 6) 武田有希ほか:経管栄養で入院した脳卒中患者の嚥下障害の予後について.脳卒中, 33:17-24, 2011.
  • 7) 合田文則編著,胃ろう(PEG)管理のすべて 胃ろう造設からトラブル対策まで, 194-199, 医歯薬出版, 2010.
  • 8) 合田文則編著,胃ろう(PEG)管理のすべて 胃ろう造設からトラブル対策まで, 204-205, 医歯薬出版, 2010.
  • 9) 新井みなみ:胃瘻/PTEG/腸瘻の使用法と指導.臨栄, 137:966-971, 2020.
  • 10) 鷲澤尚宏ほか:経胃瘻的空腸瘻(PEG-J).消内視鏡, 33:409-413, 2021.
  • 11) 齋藤一幸ほか:PTEGの適応と手技.臨栄, 137:954-960, 2020.
  • 12) 日本摂食嚥下リハビリテーション学会医療検討委員会:間歇的口腔食道経管栄養法の標準的手順.日摂食嚥下リハ会誌, 19:234-238, 2015.