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アブストラクト

Title 生理的知見からのパーキンソン病の姿勢障害に対する治療の可能性
Subtitle 特集 / パーキンソン病のリハビリテーション診療ガイド
Authors 高草木薫*
Authors (kana)
Organization *旭川医科大学生理学講座神経機能分野, 客員教授 / 東京大学大学院人工物工学研究センター, 客員教授
Journal MB Medical Rehabilitation
Volume
Number 315
Page 1-8
Year/Month 2025 / 7
Article 報告
Publisher 全日本病院出版会
Abstract 「Abstract」パーキンソン病ではドーパミンニューロンの変性に伴う運動障害が出現する. したがって, ドーパミンの補充が治療の基本となる. しかし, QOLを著しく損なう姿勢調節障害や歩行障害は, この治療に抵抗性を示す. この疾患の病理として重要なレビー変性は自動的姿勢-歩行制御の基盤が存在する脳幹と脊髄に極めて強い. また, 脳幹のアセチルコリンニューロンやノルアドレナリン-セロトニンニューロンにも著しい変性が認められる. したがって, ドーパミン治療抵抗性の姿勢-歩行障害は脳幹と脊髄の損傷によると考えられ, これらの神経伝達物質の補充が有効である可能性もある. 一方, ドーパミンの補充は大脳皮質-基底核ループの活動を回復させるため, 認知的姿勢制御の異常に基づく姿勢-歩行障害を改善させる. また, この疾患では, 小脳を中心とする代償性神経回路の構築が, 逆説性歩行に代表される感覚誘導性運動を促す可能性もある. この代償性回路を賦活するリハビリテーションが姿勢-歩行機能の改善に有効である.
Practice 医療技術
Keywords 自動的姿勢制御(automatic postural control), 認知的姿勢制御(cognitive postural control)皮質-脳幹投射系(cortico-brainstem projection), 逆説(性)歩行(paradoxical gait)
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に1,023円(税込) です。