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アブストラクト

Title ガングリオンに代表される腫瘍類似疾患の注意点
Subtitle 特集 : 外来で役立つ骨・軟部腫瘍の基礎知識
Authors 坂山憲史*
Authors (kana)
Organization *社会医療法人仁友会南松山病院, 副院長・骨軟部腫瘍センター長
Journal MB Orthopaedics
Volume 33
Number 7
Page 37-50
Year/Month 2020 / 7
Article 報告
Publisher 全日本病院出版会
Abstract 「Abstract」実際の診療で頻度が高いのは, 腫瘍類似疾患である. その反面, 正しい知識が十分ではない分野ともいえるので, 具体的な例を挙げてその特徴, 診断, 対処法などを述べる. 最も有名なものはガングリオンであるが, 関節腔と関係ないのがガングリオンである. 関節腔と関係があるのは滑膜嚢胞, 滑液包炎であり, 学会の配布パンフレットをはじめとして, 誤った情報が蔓延している. 腫瘍類似疾患のなかには, 「〜腫」と呼ばれるものがあり, この点も将来的に改善されていく必要性がある. かつて「ベーカー嚢腫」と教科書に記載されていたのは, 実は「ベーカー嚢胞」がより正しく, 現在では「膝窩嚢胞」が真に正しいとされる. これらの点において放射線科医や病理医のほうがより詳しい. 腫瘍類似疾患を熟知し, 多くの鑑別疾患を知っていることは, 整形外科医にとって極めて重要なことだといえる.
Practice 臨床医学:外科系
Keywords ガングリオン(ganglion), 膝窩嚢胞(popliteal cyst), アテローム(atheroma), 類表皮嚢胞(epidermoid cyst), 表皮嚢腫(epidermal cyst), 腫瘍類似疾患(tumor-like lesion)
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に968円(税込) です。

参考文献

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