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アブストラクト

Title 鎖骨骨幹部骨折の治療
Subtitle 特集 : 肩周辺骨折の治療
Authors 島村安則*
Authors (kana) しまむらやすのり
Organization *岡山大学大学院医歯薬学総合研究科運動器スポーツ医学講座, 准教授
Journal MB Orthopaedics
Volume 33
Number 12
Page 1-8
Year/Month 2020 / 11
Article 報告
Publisher 全日本病院出版会
Abstract 「Abstract」鎖骨骨幹部骨折は幅広い年齢層で生じ, また受傷形態も様々である. クラビクルバンドを用いた保存治療においても比較的良好な骨癒合が獲得されうるが, 近年社会事情により早期に社会復帰を求められる場合もあり手術治療も有効な選択肢となる. 手術ではより高い初期固定性を期待してプレートを用いられることが多い. 近年, 各種アナトミカルロッキングプレートが使用可能となり, 鎖骨の上方もしくは前方に設置するタイプ別や, 遠位に挿入するスクリュー径を細く多くすることで骨折中心が遠位に及ぶ骨折型にも対応可能となり良好な治療成績が期待される. 従来の観血的整復固定術では展開にあたり鎖骨上神経に注意し, また骨折部の過度な剥離操作を避けつつ解剖学的整復位を獲得, 内固定を行う. またMIPOでは骨折部の生物学的活性を保ちつつ, プレベンディングしたロッキングプレートで高い初期固定性を獲得するため合併症も少なく良好な成績が得られる.
Practice 臨床医学:外科系
Keywords 鎖骨骨折(clavicle fracture), 解剖学的ロッキングプレート(anatomical locking plate), 最小侵襲プレート骨接合術(minimally invasive plate osteosynthesis)
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に968円(税込) です。

参考文献

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  • 6) 寺田忠司ほか:鎖骨上神経を温存した鎖骨骨幹部骨折に対する前下方プレート固定 鎖骨上神経の解剖学的位置の検討. 骨折. 36(2):232-235,2014.