アブストラクト
| Title | 上腕骨近位端骨折に対するプレート固定術 |
|---|---|
| Subtitle | 特集 : 肩周辺骨折の治療 |
| Authors | 衣笠清人* |
| Authors (kana) | きぬがさきよと |
| Organization | *近森病院整形外科, 統括部長 |
| Journal | MB Orthopaedics |
| Volume | 33 |
| Number | 12 |
| Page | 39-46 |
| Year/Month | 2020 / 11 |
| Article | 報告 |
| Publisher | 全日本病院出版会 |
| Abstract | 「Abstract」上腕骨近位端骨折に限ったことではないが, 骨折治療の基本は解剖学的整復と安定した内固定を行い, そのうえで早期運動療法を始めることであろう. それは関節内あるいは関節周辺の骨折に対してはなおさら重要となる. 筆者は転位のある上腕骨近位端骨折の治療に際して, ロッキングプレートを内固定材料の第一選択として用いてきた. 本骨折は旧AO分類に従えば, A, Bは関節外骨折, Cは関節内骨折となるが, そのほとんどすべてがプレート固定術の適応となりうる. ただ現在は, 実際にはA2, A3タイプに対しては主として髄内釘固定, Bタイプのすべてと転位の大きくないC1, C2タイプは侵襲の少ないdeltoid-splitting approachからのMIPO法を行い, その他のCタイプには古典的なdeltopectoral approachからのプレート固定または人工骨頭置換術を施行している. 本稿ではプレート固定術について詳細に解説する. |
| Practice | 臨床医学：外科系 |
| Keywords | 上腕骨近位端骨折(proximal humerus fracture), プレート固定(plate fixation), MIPO法(MIPO), PHILOS |
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参考文献
- 1) Lee CK, et al:Post-traumatic avascular necro-sis of the humeral head in displaced proximal humeral fractures. J Trauma. 21:788-791,1981.
- 2) Leyshon RL:Closed treatment of fractures of the proximal humerus. Acta Orhtop Scand. 55:48-51,1984.
- 3) Ruedi TP, et al:AO Principles of Fracture Management. Second expanded edition, Vol 1. AO Publishing. 325-335,2007.
- 4) 前田和茂ほか:上腕骨近位端骨折に対するMIPO法とORIF法の治療成績. 骨折. 35:52-55,2013.
- 5) 萩野 浩:1. 上腕骨近位端骨折の疫学. 上腕骨近位端骨折 適切な治療法の選択のために. 玉井和哉(編). 2-7, 金原出版, 2010.
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- 6) 衣笠清人:6. プレート固定. 上腕骨近位端骨折 適切な治療法の選択のために. 玉井和哉(編). 107-112, 金原出版, 2010.
