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アブストラクト

Title 足・足関節手術における縫合
Subtitle 特集 : 糸と結び - 整形外科的縫合マニュアル -
Authors 安田稔人*
Authors (kana) やすだとしと
Organization *大阪医科薬科大学看護学部, 教授
Journal MB Orthopaedics
Volume 34
Number 9
Page 87-93
Year/Month 2021 / 9
Article 報告
Publisher 全日本病院出版会
Abstract 「Abstract」腱・靱帯手術の術後は外固定期間を短縮し, 早期可動域訓練や早期荷重訓練などの早期運動療法が推奨されている. 基礎研究からは, 縫合部への適度な張力は軟部組織の修復に有利に働く. 足・足関節の腱, 靱帯手術においても, 術後は早期運動療法が行われるため, 再断裂や断端間隙の開大による腱・靱帯の延長を防ぐことが重要である. そのため, 手術の際は力学強度の強い縫合方法や縫合材料が選択される. 近年, 断裂部を直接縫合するのではなく, 正常組織部を糸で把持して縫合する術式や, 縫合後に人工靱帯で補強する術式も報告されている. しかし, 人工材料は時間とともに強度が低下するため, 腱や靱帯が組織学的に成熟して力学強度を回復するまでの一定期間の補強ということを忘れてはならない. 治療の際には縫合強度の強い術式を選択するとともに, 術後早期運動療法を併用し, 腱・靱帯の生物学的成熟を目指すことが重要である.
Practice 臨床医学:外科系
Keywords アキレス腱断裂(Achilles tendon rupture), アキレス腱付着部症(insertional Achilles tendinopathy), 人工靱帯(artificial ligament), 足関節靱帯損傷(ligament injury of the ankle), 成人期扁平足(adult acquired flatfoot deformity)
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に968円(税込) です。

参考文献

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