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アブストラクト

Title 関節軟骨 (1) : 膝離断性骨軟骨炎の診断と治療 (内側大腿骨顆部)
Subtitle 特集 : 膝窩部・膝内側部痛の診療 - すぐに役立つQ&A -
Authors 木村由佳*1, 石橋恭之*2
Authors (kana) きむらゆか
Organization *1弘前大学大学院医学研究科整形外科学講座, 講師, *2教授
Journal MB Orthopaedics
Volume 35
Number 1
Page 21-31
Year/Month 2022 / 1
Article 報告
Publisher 全日本病院出版会
Abstract 「Abstract」大腿骨内顆離断性骨軟骨炎(OCD)は成長期スポーツ障害の1つであり, 疼痛などの症状の改善だけでなくスポーツ復帰など膝関節機能の早期回復と長期的な変形性膝関節症の予防が求められる. 治療には年齢や骨端線の開存, 病期, 病巣のサイズなどを考慮して幅広い治療選択が必要となる. 骨端線が開存して安定した病変にはまず保存療法が行われるが, 保存療法で改善しないものや不安定な病変に対しては手術治療が行われる. 手術は骨穿孔術, 骨軟骨片固定術, 自家骨軟骨柱移植術, 自家培養軟骨移移植術などが選択される. 骨軟骨片固定術は自家組織を犠牲にすることなく元の硝子軟骨で固定が可能であるため, 不安定な病変に対しては第一選択として行われる. 当科ではこれまで吸収ピンによる固定を行ってきたが, 最近ではより強固な固定を行うためスーチャーアンカーとスーチャーテープを用いた固定を行っており, 固定方法の改良により癒合率の向上や早期のスポーツ復帰が期待される.
Practice 臨床医学:外科系
Keywords 離断性骨軟骨炎(osteochondral dissecans;OCD), 大腿骨内顆間(medial femoral condyle)
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に968円(税込) です。

参考文献

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