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アブストラクト

Title 【肩関節】 上腕骨近位端骨折に対する治療選択
Subtitle 特集 : 関節拘縮の予防と治療 私の流儀
Authors 高瀬勝己*
Authors (kana) たかせかつみ
Organization *東京医科大学運動機能再建外科学寄附講座, 教授
Journal MB Orthopaedics
Volume 35
Number 3
Page 27-32
Year/Month 2022 / 3
Article 報告
Publisher 全日本病院出版会
Abstract 「Abstract」上腕骨近位端骨折は日常診療においてよく遭遇する疾患である. 近年, 手術手技あるいは器具の改良や進歩により骨折部の転位が軽度であっても, 積極的に観血治療を行う報告が数多くなされている. しかし, 不必要な手術により術後肩関節拘縮をきたし日常生活動作に不便となる症例も少なくない. 我々は, 高齢者の大結節単独骨折を除外した上腕骨近位端骨折に対し観血治療を第一選択としてきた. 一方, 上腕骨近位端骨折における保存治療の経験から, 大小結節骨折を伴わない上腕骨近位端骨折には観血治療の必要性, 大結節あるいは小結節骨折を合併した骨折には症例に応じて保存治療の有効性を述べてきた. また, 観血治療においては, 術後早期可動域訓練中における骨折部の矯正損失を最小限に抑えるための手術中の工夫を行ってきた. 本稿では, 治療法の選択, 治療結果および手術中の工夫を説明する.
Practice 臨床医学:外科系
Keywords 保存療法 (conservative treatment), 上腕骨近位端骨折 (proximal humeral fractures), 骨頭大結節間距離 (humeral head height), 頚体角 (neck shaft angle)
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に968円(税込) です。

参考文献