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アブストラクト

Title 【手指】 PIP関節脱臼骨折
Subtitle 特集 : 関節拘縮の予防と治療 私の流儀
Authors 善家雄吉*1, 戸羽直樹*2, 酒井昭典*3
Authors (kana) ぜんけゆうきち
Organization *1産業医科大学病院救急科・四肢外傷センター, 部長・准教授, *2北九州総合病院整形外科・四肢外傷センター, センター長, *3同大学整形外科学教室, 教授
Journal MB Orthopaedics
Volume 35
Number 3
Page 73-82
Year/Month 2022 / 3
Article 報告
Publisher 全日本病院出版会
Abstract 「Abstract」PIP関節脱臼骨折は, 適切な治療を行わなければ関節拘縮をきたしうる難渋する骨折といえる. まずは本骨折の分類と一般的な治療アルゴリズムについて解説したうえで, 本骨折の中でも頻度の高い背側脱臼骨折の治療を中心に4症例を提示し, 症例ごとにポイントにつき述べる. 本治療において重要な点は, (1) できるだけ早く手術を行う, (2) 損傷組織に関しては一期的に修復する. もしPIP関節に不安定性が残存した場合には, 伸展不全予防のために一時的にPIP関節を固定することも選択肢とする, (3) 高度な粉砕を伴っている場合には, 関節部の牽引目的に創外固定を併用しながらの自動可動域訓練を考慮する, (4) 後療法が重要であるが, 可能な限り監視下でのリハビリテーションを実施する. その際, 当院では局所血流増加効果の高い, 炭酸ガス経皮吸収療法を実践応用している. その治療法についても合わせて概説する.
Practice 臨床医学:外科系
Keywords 関節拘縮 (joint contracture), 創外固定 (external fixation), 炭酸ガス経皮吸収療法 (transcutaneous carbon dioxide therapy)
  • 全文ダウンロード: 従量制、基本料金制の方共に968円(税込) です。

参考文献